高校球児が甲子園で試合に出場する確率は、
0.005%
チームとして甲子園に出場できる確率であっても、0.5%だ。
そう思えば、どう考えても甲子園に出場するというのは奇跡と考えていいだろう。
それでも自分は甲子園に出場したし、試合にも出た。0.005%の中の1人だ。
だからといって、それを自慢したいわけじゃない。過去になった今そんな事、自慢できる事でもなんでもないからだ。
ただ、このような少ないチャンスを掴むためにやってきた事はある。その考えが身に付いたことは今でも財産にしている。
最近の記事に『当たり前。』という記事を書いた。
短い文章だが、自分が一番大切にしている事だ。
0.005%という確率は普通じゃ出来ない。と誰もが思うだろう。
自分もそう思っていた。大金持ちの社長になった人、スポーツ選手で大活躍する人、どれもが普通じゃない人間だからこそ成功出来ているのだと思った。
甲子園に出場する事だって一緒だ。小さい時は夢が甲子園出場といっても、テレビに移る甲子園球児を幻の人みたいな目で見ていた。
しかし、高校の監督は、そんな普通じゃない確率である甲子園に出るために自分たちにやらせた事、伝えた事は『普通』そのものだった。
「やれば出来る事は全てやれ」
その目標がどれだけ難しい目標であっても、難しい事を要求することは1度もなかった。
誰もがやればできる事。これだけしか自分達はやってきてない。
難しい事を達成している人は誰よりも『普通』の事を大切にしている。
誰でも出来るような事を誰よりも追求できるかが、達成の道に繋がる。
しかし、『やれば出来る事をやる』というのはそんなに簡単な事じゃない。
どんなに簡単な事でも継続するという事は難しい事なのかもしれない。
でも不可能じゃない。自分の意思次第でできる事だ。
自分は難しい事は出来ない。だけど、自分の決めた事、出来る事は全てやりたい。
それが、いつか『普通』じゃない事を成し遂げることを分かっているから。