自分達のゼミでは希望者がゼミに合格する為に提出するESや面接を現役ゼミ生が審査する。
今回は自分達が採点する側になった。
今回の希望者は54人と多く、倍率は2倍を悠々と超えた。
自分も今日やっとESの採点が終わった。
1人約3000字を超えるESを54人分、約16万字の様々な人の考えを読ませてもらった。
1つ下の学年だが、感心するような考えを持っている子や文章がとても綺麗な人が沢山居た。
また、逆に内容が薄い子や文章に乱れがある人も多くいた。
自分もこうしてブログを書いている。
4ヶ月前に始めたブログももうすぐ100投稿を迎える。
文章が少ない記事や多い記事、共にあるが、平均して1記事1000字だとしても、これまでに10万字を書いてきたことになる。
どんだけ、ブログが自分の為といっても、文章を綺麗に書くことや読む人が興味を持つようにという事は意識する。
自分が文章を書く時に意識をすることは、
『芸人』と『歌手』になる。
という事だ。
まず『芸人』から説明していく。
自分はお笑いがとにかく好きだ。芸人さんをリスペクトしている。
そんな自分からみて、芸人さんのネタやトークで大切なのは、『掴み』と『オチ』だ。
まず『掴み』はブログで言えば、タイトルだったり、話し始めだ。ここで、読み始めた人に「気になる」と思わせるかどうかが鍵になる。
掴みに成功すれば、読者を『読ませる』というスタートラインに立たせることが出来るし、読者が「読みたい」と思う事で文章が勝手に頭に入ってくることに繋がる。
もう1つ大切なのが『オチ』だ。
『オチ』は文章の心臓部分だ。
芸人さんのネタやトークが、たとえ掴みが良かったとしても、オチが弱ければ笑いが起きないのと一緒で、文章もオチが弱ければ、読者は理解や感動をしてくれないのだ。
だからこそ、文章には掴みとオチ両方を兼ね備えなければいけない。
では『歌手』で大切なのは何か。
それは、『歌詞』と『メロディー』だ。
まず、『歌詞』では歌詞が良ければ、聞き手に共感や感動をさせる事が出来る。
それと同じように、文章も歌詞。内容が大事だ。
当たり前の事だが、内容が薄ければ読者は共感もしなければ感動もしない。
逆に書く内容が良ければ、読む人は共感や感動をしてくれる。良い歌詞を書くこと。良い内容を書く事が歌手でも文章でも大切なのだ。
もうひとつ大切なのが『メロディー』だ。
自分はメロディーは歌詞よりも大切だと思う。
なぜなら、メロディーが良ければ歌詞がよく分からなくても歌は聞けてしまうからだ。
歌詞の意味をあまり理解していないが、メロディーが頭から離れないというような歌はよくあると思う。歌詞なんてどうでもいい程、メロディーが良ければ不思議に歌は聞けてしまうのだ。
文章も同じく、文のメロディー、『リズム』が大切だ。
自分も文章を書く上で1番意識してるのはこれなのかもしれない。
このブログも友達が見てくれているのだが、「読めてしまう。」とよく言われる。
文のリズムが良ければ、読者は気持ちよく文章を読むことが出来る。
そこに内容が合わせれば、読んだ後に読者は満足感を得てくれる。
自分なりの文章のイメージは芸人と歌手だが、これはあくまで自分の考え方で、もっと違う考えがあると思う。
文章は死ぬまで必要になる。就活で使う事もあれば、ネット社会である今、文章で自分の意思や思いを伝えなければいけないこともこれから増えてくるだろう。
そんな時に相手にどう伝えることが出来るか。
それで自分の印象や人柄を正確に伝えられるのか、伝えられないのかでは大きな差が出る。
自分も文章について、もっと考えて、これからの人生に活きる文章を書こう。