前記事にも言った通り、僕には素敵な友達がたくさん居る。
その中でも今日はこの友達を紹介する。
瀧という男だ。
瀧は大学から知り合った同じ野球部に所属する友達だ。
まず、出逢いから。
出逢いは大学での野球が始まって1ヶ月位経った頃だった。指定校の野球部は大半、3月から練習に参加するが、一部の人は4月から合流する人もいた。自分は3月に練習参加していたので、1ヶ月経った頃には野球部の友達も沢山居た。そこで、野球部に入ってきたのが瀧だった。
第一印象はあまり良くなかった。後から入ってきて、友達を作るために焦ってるのか、
『頑張っちゃってる。』
という印象だった。けれど、瀧とは同じ経済学部だった為、何かと関わる事が増えて、気づいたらいつも一緒にいるようになっていた。そこから印象もどんどん変わっていった。
今では周りから見たら、俺と瀧はめちゃくちゃ仲がいい風に見えていると思う。
しかし、俺は瀧と仲が良いかは分からない。多分瀧もそう思っているだろう。
瀧と俺はよく喧嘩をする。いや、めちゃくちゃする。喧嘩の内容は大体、お互いの考え方とかにある。瀧の1つ1つの行動や言動に腹が立つ事が多い。それは瀧も一緒だろうけど、、、
でも最近やっと、なぜこんなに腹が立つのか分かった。
俺と瀧は『似ている』からだ。
一緒にいるうちに、瀧のことがよく分かってきて、考え方が似ている事は分かっていた。
俺は考え方が違う人に多くの魅力を感じるし、友達になりたいとも思うけど、考え方が違うから喧嘩にならないし、腹が立たない。
けれど、考え方が似ている瀧にはとても腹が立つし、それを心の中に止める事ができない。
なぜなら、、、
『何でお前ができないんだ。分かってくれないんだ。』と思ってしまうからだ。
考え方が似ているんだから自分で『これは良い事。ダメな事。』が分かるはずなのに、やらなかったりするところを見ると、ダメな自分を見ている様で悔しくなる。
でも、俺の考え方を1番分かってくれるのは瀧である。そして、瀧の考えを1番わかるのは間違いなく自分だ。
お互い、言われた事に自分の芯を食われてるからこそ、腹が立って喧嘩してしまうのだ。
俺はさっき言ったとおり、瀧とは仲が良いかと言われたら分からない。
だけど俺にとって『必要な人』なのは間違いない。傷の舐め合いだけをするのが友達じゃない。喧嘩をしても、腹が立っても良い事、悪い事を言い合える形も最高の友達の1つだろう。
そして、瀧にもう1つだけ言いたいことがある。
『今の自分の考え方を大事にして欲しい』
確かに俺と瀧は考え方が似ているけど、俺は瀧のほうがよっぽど優秀な人だと思う。それはとても悔しいことだけど、揺るがないもの。生まれ持ったものだ。
俺は多分、人生の主役みたいなのは向いてない。けど、瀧は主役になれる。うまくは言えないけど瀧には飛び抜けたものがある。人並外れた大成功ができる人間だと思う。
俺も瀧を認めてるし、瀧も俺を認めてると思うけど、お前は自分の考え方を大事にして、『人生の主役』になってくれ。
これからも、ライバルみたいな俺らは喧嘩も死ぬほどすると思うけど、お互いの『必要な人』として切磋琢磨して頑張っていこう。
でもな、俺は脇役になろうが、主役になったお前に負ける気は一切ねぇーーからな!笑
見とけ!!!!