僕の高校の校訓は卬高です。
卬高は高きを仰ぐという意味で、現状に満足することなく、常に高みを目指すという事です。
正直、この卬高という校訓はある時期まで、あまり意識してなかったです。
意識し始めたきっかけは離任式でした。
ある先生が、
「校訓の卬高の卬の文字がなかなか変換しても出てこなくて、めんどくさかった」
と話し出しました。正直、なぜ最後にそんな話をするんだろうと思いました。
でも聞いていくと、
「なぜ、卬の文字に人偏(イ)が無いのかについて考えてみたら、人と比べないために人偏(イ)が付いていないんだと思う」
と言いました。その話を聞いて僕は校訓「卬高」の奥深さがようやく分かりました。
人は誰かと比べたがる。自分が人より優れているかを知りたいからだ。
でも、自分の目標設定、高みを目指す事に他人の目や意見を取り入れてはいけない。
何故なら他人を意識してしまうと、成長が止まるからだ。
何故成長が止まってしまうのか。
それは、自分は自分でしかないからである。
自分には自分にしかないそれぞれの長所があるはず。その自分にしかない長所で目標設定や高みを目指す事が1番成長するからである。
そして、他人と比べると何より自分の目標や目指す場所が、曖昧になってしまう。
目指せる高みは自分にしかわからない。他人に何を言われようが、他人がどんな目標を設定しようが、それに目を当てる事なく、自分のなりたいもの、やりたいこと、行きたい所を目指し続ける事が自分にとって正しい選択ができるし、成長する1番の秘訣なのだ。
これからも、自分だけの目標をもって、
高きを卬げ!!!!