高校時代の監督が先日退任された。
監督は僕が出会ってきた人の中で1番凄い人だった。
退任の記事に書かれていた監督のコメントに「選手を第一に考え、大切にする事を考えてやってきた」と書いてあった。言葉の通り、監督は自分たち選手のことを一番に考えてくれ、僕達にとっていい環境を作る事には労力も金銭面も時間も惜しまずにしてくれた。
監督に教えて頂いたことは多すぎて、全ては話せないけど、少しだけ話していきたい。
監督が1番常に言っていた言葉。
「準備」の大切さを教えていただいた。
野球だけでなく、何かを結果を残そうとした時に絶対に必要なのは準備だ。
静高という伝統校の使命。応援してくださる人が多いだけに期待を裏切ることが出来ないというプレッシャーや勝って当たり前と思われるプレッシャーを常に選手は感じていたと思う。
それを楽にしてくれたのは「準備」だった。
自分たちは試合のために
「やれる事は全部やってきた。」
と思えるくらい練習、努力をしてきた。
だから、試合の時には、
「やってきたことをやるだけ。」
と思うことができ、楽にプレーすることが出来た。これも監督から「準備」の大切さを教えてくださったからだ。
この考えは野球だけでなく全てに共通する。
何かをしようとした時、目の前の結果ばかりに目がいってしまうけれども、自分はできる準備を全てしたのか。に目を当てることが大切なのだ。
2つ目は「自分の長所で勝負する」ということ。
このブログの「送りバントの人生」でも少し書いたが、自分は周りの選手の能力の高さに自信を失いながらも自分に嘘をつき、自分の歩む道ではなく、人の道を羨んで野球をしていた。
その考えで自分が苦しんでいた時に救ってくれたのが監督の「自分の長所で勝負しろ」という言葉だった。自分ではあのチームでは到底、主役にはなれなかった。脇役も脇役だった。それでも、自分にしか出来ない仕事、活躍の仕方があった。監督の言葉がなかったら自分はくすぶったまま高校野球生活を終えていたとおもう。
監督は人生で出会った中で1番すごい人だし、
1番憧れの男です。自分の目標はその監督よりもカッコイイ、大きな男になることです。
監督本当にお疲れ様でした。
そして、
ありがとうございました!!!